バス釣りよもやま話

【かっ飛びチューン?】リョービ・バリウスの思い出

投稿日:2017年2月14日 更新日:

今回は、前回の記事(ビービータイムス)の流れで、

RYOBIのベイトリール「バリウス」を紹介いたします。

この時代のタックルの話は、やっぱり尽きません。

VARIUSの特長は、なんと言っても見た目の良さ。

今のリールと並べてみても、

遜色のないデザインが特徴です。

今まで見た丸形リールの中で、一番かっこいいかもしれませんね。

同時期に発売されたロープロのイクシオーネもそうですが、

このリールはブレーキを「遠心」「マグネット」で選択できます。

正式名称は「フライングアームブレーキ」と「電磁誘導マグネットブレーキ」

頭文字は「F」「M」になっております。

Fを中心に使っていたのが、菊元俊文プロです。

当時で言うとシマノのカルカッタXT200に相当する大きさが、

バリウスでは「300」になります。

カルカッタXT100は「200」でしょう。

整理すると、

・F200(ギア比6.1)

・M200(ギア比6.1)

・F300(ギア比5.8)

・M300(ギア比5.8)

になります。

今では相当珍しいですが、このリールは右ハンドルのみのラインナップとなります。

虹色?に輝くスペクトル(限定品)というモデルもありましたね。

アブガルシアのレボにも、同じような色をしたリールがありましたが…

 

アブガルシア リール REVO ELITE AURORA 64LIMITED-L

さて、このバリウスですが、私も所有していたんです。

選んだのはF200。

何で「F」にしたのかというと、当時の広告や雑誌記事で「F」の方が

軽量ルアーを飛ばしやすいと記述があったからです。

サイズは単純に「300」が270グラムもあったため、

軽い方を選びました。

当時、私はワームやスモールプラグ使いで、丸形にもあこがれを抱いておりました。

現代風に言うと、

シマノのカルカッタコンクエストBFS HGのような使い方がしたかったのです。

SHIMANO(シマノ) リール 17 カルカッタコンクエスト BFS HG LEFT

F200の定価は39500円ですが、

ルアマガの広告に掲載されていた三重県のショップ?(すいません正確に覚えていないです)の

通販で25000円ほどだったので、親に電話で注文してもらいました(笑)

当時は、ネットが普及し始めた頃で、ネット通販もあまり一般的ではありませんでした。

中学生の頃だったと思いますが、数年分のお年玉をつぎ込みましたね。

代引きで払ったときは緊張しました(笑)

 

そんなこんなで、使用してみての感想ですが、とにかく飛ばない…

同じ時期にTD-Z105HLを買った友人と、タックルを交換したのですが

「うお、なんだこれ」

と言葉が漏れるほど。得意とされた軽量ルアーもTD-Zに負けます。

見た目は圧倒的にバリウスの勝利ですが…

まあ値段も違うんですけどね。

余談ですけど、アブガルシアのモラムも同じように飛びませんでしたねー。

値段はTD-Z並みでしたが…

そのリールを購入した友人とは、傷をなめ合っておりました(笑)

おかっぱりの野池は、なんだかんだで飛距離ですからね。

飛ぶ方がかっこいいし。

(釣れない時は、飛距離大会などもしてましたね…)

しかし、25000円は中学生にとって、めちゃくちゃ大金です。

何とかして飛ばせる方法を編み出そうと、釣りそっちのけで試行錯誤。

そうして生み出したのが「バリウラ」です。

バリウラとは「バリウスの裏技」の略で、友人の間でそう呼ばれておりました。

方法は簡単で、遠心ブレーキを一番緩い「MIN」に設定するのです。

ブレーキがゼロなので「ゼロワザ」とも呼ばれました(笑)

メカニカルは適当な位置でOKです。

 

この方法は、ルアーを選ぶのですが、

空気抵抗の少ないメタルバイブがめちゃくちゃ飛びます。

概算ですが60メートルくらい飛距離が出るでしょうか。

ただ、フルキャストすると大バックラッシュを起こします。

6割くらいの力でひょいっと投げるのです。

そうすると、すごい音を立てて、メタルバイブがはるか彼方に消えます。

この「バリウラ」を使えば、飛距離大会は常に優勝でした。

メタルバイブでバスは釣れませんでしたけどね(笑)

 

そんなバリウスも数年前に、某中古タックルショップに売却してしまいました。

思い出はあるのですが、ずっと持っていても、仕方がないと思ったからです。

やっぱリールは使ってなんぼですからね。

傷は結構付いていましたが、付属品や箱などはそろっておりました。

新しいオーナーの下、彼が活躍していることを祈っております。

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車がないのにボート釣りを楽しむアラサー。四国に生まれ育ち、小学4年の頃バス釣りを開始。以来、高校まで近所の野池やリザーバーなどでバス釣り人生を過ごす。現在は東京在住。初めてバスを釣ったルアーはノーブランドのミノー。思い出のリールはスコーピオン1500、TD-Z105HL、バリウスF200

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