今回から、自分が読んできたバス釣り本の中で、インプレッシブだったものを紹介する「愛すべきバス釣り名著」を始めます。
このブログを始めたきっかけの一つに、昔のバス釣り界のことを、若い世代につたえたいなあ、という思いがありまして、
古い書籍を中心に紹介したいと思います。(もちろん新しめの本もお伝えします)
記念すべき第一回目は、
『バスフィッシングのシークレット48』(今江克隆著、1995年5月初版、地球丸)
です。
これは一定年齢以上(30代以上?)のバサーなら、誰しも知っている名著でしょう。
当時、飛ぶ鳥を落とす勢いで、国内メジャータイトルを獲得していた今江プロのテクニックなど、魚を手にする秘密が公開されております。
このコーナーを始めるに当たって、第一発目はこの本にしようと考えておりました。
私自身この本で学んだことは多いですし、若年層の方にも読んで頂きたいです。
例えば、44ページの「リザーバーで飛躍的に上達する方法」
引用しますと
何が難しいってリザーバーでボートから岸に向かってワームを投げ、ピックアップするまで、確実に底をとれれば、これはすごいことなのだ。
なんせ、手前にくるにしたがって急に深くなるわけで、少しでもボトムを感じる集中力が落ちると、ワームは中層をスーッとボートのほうへ寄せられてしまう。
(中略)
これができれば中級者の仲間入りは確実だし、グッと釣れるバスの数も増える。それだけ底をとることは大切なのだ。
とあります。
いわゆる「ダウンヒル」の釣りを解説しているだけなのですが、今になってこの言葉の重みを感じます。
この本を買った当時、野池ボーイだった私はぴんと来ませんでしたが、
リザーバーでのボート釣りを始めたここ数年、非常に大切なことだと感じております。
青木大介プロの『バス釣りがある日突然上手くなる (釣力UP!壁を破る超常識シリーズ)』にも同じようなことが書いておりましたが、
ダムでのボート釣りが苦手な方は、この言葉を思い出しながら、釣りをすると、釣果が上がってくると思います。
他にも、今江プロがアブガルシアのリールにこだわる理由や、清水盛三がめちゃくちゃ若い頃のエピソードや下野正希プロとのエピソードなど、
今だからこそ楽しめるコンテンツが多くあります。
ブックオフなどで激安で売っております。まだ読んだことのない方は、是非手に取ってみてください。
私のyoutubeチャンネル「バス釣りアマチュア動画」もよろしくお願いいたします